2011/02/08

竹筒トラップとツツハナバチ



2009年5月上旬

借孔性の蜂を観察するために、見よう見真似で竹筒トラップを作り仕掛けてみました。
ホームセンターで安く買った女竹を一節ごとに切り、穴の向きを揃えて針金でまとめ10本の束にしました。
入り口の内径は4mm~7mmぐらい。
4月末に設置し5日後に見に行ったら嬉しいことに早速ハチの活動が見られました。
竹筒の束10本のうち3本で営巣していました。


腹面が黄色いハチは花粉を運んでいるようです。
外出時の向きは前向き/後ろ向き両方の場合があります。
筒の中で作業中の蜂が何やらジッジッジッジと羽音を立てているのが微かに聞こえます。
退屈なシーンも含まれますが、筒の中にいる時間も大切な情報かもしれないのでなるべく編集せずにお届けします。
全部同じ種類の蜂なのだろうか※。
※ 後日、筒から外出する蜂を一匹一時捕獲して同定用の写真を撮ったところ、ツツハナバチOsmia taurus)であると教えて頂きました。 
後半、中からずっと触角だけ覗いている筒があります。 
竹の穴に髄質が詰まっている場合は予め取り除いてあげないと蜂は営巣してくれないようです。


《参考》
『あっ!ハチがいる!:世界のハチとハチの巣とハチの生活』晶文社出版 p118より抜粋 
「竹筒トラップは借孔性ハチ類の生態を調べる簡単な方法。トラップは人家の軒下や木の幹などに、筒が水平になるように設置します。北側よりも南側がよく、比較的目立つ場所に置くことがポイントです。設置する時期は、ゴールデンウィークの前をお勧めします。トラップの筒のサイズや仕掛ける場所は、それほど神経質に考えなくても構いません。」

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