フタモンアシナガバチ♂の群飛
2010年10月下旬
秋も深まりアシナガバチも恋の季節です。
物置小屋の軒下付近を蜂が何匹も飛び回っていて、ちょっとした蚊柱のようです。
まさに「蜂の巣を突いたような騒ぎ」ですが、近くにフタモンアシナガバチ(Polistes chinensis antennalis)の巣があるのだろうか。
どうやら集団お見合いのように♂が新女王を待ち構えて交尾しようとしているようです。
しかし目に付いた個体は♂ばかりでした。
近くに並ぶ石柱に止まった♂は日溜まりで休む間もなく慌しく飛び立ちます。
石柱に止まった♂の行動を注意深く観察すると、別なハチの飛来に反応して迎撃しています。
スロー再生すると(1/5倍速)、触角の先がカールしていたので♂同士と判明しました。
スクランブル発進で石柱に衝突するほどの慌てっぷりです。
新女王との求愛交尾に適した縄張りを防衛する行動なのだろうか。
それとも飛んでくるハチは全て♀とみなして交尾のため素早く飛びかかるのだろうか。
残念ながら交尾中のペアは見当たりませんでした。
とりあえず軒下で群飛する蜂を一網打尽に採集して性別を確認したかったのですが、生憎この日は捕虫網を持参してませんでした。
気温測定を忘れた…。
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