2024/06/26

クロツグミ♂の落ち葉めくりと縄張り争い@アナグマの旧営巣地【野鳥:トレイルカメラ】

 



2023年9月下旬〜10月中旬 

ニホンアナグマMeles anakuma)家族が転出した後の旧営巣地(セット)がある二次林に、秋になると真っ黒な鳥クロツグミ♂(Turdus cardis)が採食に通って来るようになりました。 


シーン0:9/25・午後14:04および14:32(@0:00〜) 
 明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
新旧2台の自動センサーカメラで隣接する2つの古い巣穴LR見張っています。 
巣材(寝床)として落ち葉を掻き集めるアナグマが居なくなったので、二次林の林床には多数の落ち葉が散乱したままになっています。 


シーン1:9/30・午前6:28(@0:08〜) 
小雨が降る早朝にクロツグミ♂と思われる黒い小鳥aが広場に現れました。 
落ち葉をめくって虫を探しています。 
 そこへ左から別個体のクロツグミ♂bがホッピングでやって来ました。 
相手aの存在に気づくと、bがいきなり襲いかかり、狩場を巡る縄張り争いが勃発しました!!
2羽は対峙して羽ばたきながら交互に地上から少し飛び上がります。 
喧嘩にどうやって決着がついたのか分かりませんが、互いに少し離れました。 
右に行った個体は羽繕いし、左の個体はピョンピョン跳んで二次林内に入りました。 

この間、闘争の鳴き声は雨音にかき消されて(?)聞き取れませんでした。 
キョキョキョキョ♪(またはチュンチュン♪)という鳴き声がかすかに聞こえますが、画面内の2羽が発しているのかどうか不明です。 
(周囲にいる野次馬の鳥の鳴き声かもしれません。) 
日本の野鳥さえずり・地鳴き図鑑』p51でクロツグミの鳴き声について調べると、 地鳴きは「キョキョキョ、チーなどと鳴く」と書いてありました。 


シーン2:10/10・午前6:54(@1:10〜) 
早朝の林内を小鳥が素早く飛び、林床を走り回って採食しています。 
真っ黒なクロツグミ♂が左から飛来し、アナグマの巣口Rの真上に伸びた細いマルバゴマギ灌木に止まりました。 
止まり木から地上に飛び降りると、巣口Rで落ち葉めくりを始めました。 


シーン3:10/11・午後17:05・気温15℃(@2:04〜)日の入り時刻は午後17:11。 
日没直前の薄暮に真っ黒なクロツグミ♂が落ち葉を嘴で弾き飛ばすようにめくりながら、アナグマの巣口Lにどんどん近づいています。 
後半はまるでトレイルカメラに気づいて警戒したかのように、物陰に隠れながらも落ち葉めくりを続けています。 
初めは2羽が一緒に来ていたのに、もう1羽は画角の右外に出てしまいました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正(モノクロ化)を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


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