2023年10月上旬・午後14:10頃・くもり(秋風が強い )
郊外の住宅地を私が歩いていたら、横の路地から1羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が慌てて飛び立ちました。
ところが少し逃げただけで、道端に生えた雑草の茂みに戻ろうと戻ろうとしています。
アメリカセンダングサの茂みの陰にただ隠れたいのではなく、どうやらその奥に生えたツユクサの群落が目当てらしい。
ツユクサの青い花が少しだけ咲き残っていました。
よく見ると、この個体は右の足首に黄緑のプラスチック製の足環(識別リング)を装着していました。
記事のタイトルに(野鳥)と入れましたけど、足環が付けられていることから、ペット扱いのレース鳩(伝書鳩)ですね。
レース中に迷って逃げてしまった(野生化)のかもしれません。
足環の写真を拡大すると、0049?と数字が刻印されています。(最後の文字は読み取れず)
私がしつこく撮影してもあまり恐れず、人馴れしていたのも納得です。
やがて警戒を解くと、ドバトはツユクサの未熟な蒴果を次々と啄み始めました。
まだ緑色の未熟な果実を次々と捕食しています。
ハト類は種子捕食者なので、ツユクサの種子を散布する助けにはなりません。
関連記事(6年前の撮影)▶ ツユクサの実を食べるキジバト(野鳥)
約2時間後に戻ってきて現場検証しました。
ツユクサの包葉を手で開くと、その中で未熟な果実が丸く膨らんでいました。
ツユクサの蒴果の中に種子が最大で4個できるそうです。
今回私が調べたツユクサは、必ず2個でした。
鳩に食べられて減ってしまったのかな?
黒く熟した種子は自然に落下して地面に転がるのでしょう(重力散布型の種子)。
※ 動画素材の順番を入れ替えました。
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