2022年10月中旬・午前4:09頃・気温12℃
里山のスギ林道に設置したトレイルカメラにニホンイノシシ♂(Sus scrofa leucomystax)が久しぶりに写りました。
小雨がぱらつく夜明け前に林道を単独で右から登場すると、溜め糞場sで立ち止まりました。
それよりも道端から目の前に突き出たスギの落枝にイノシシは興味を示し、鼻面を近づけて匂いを嗅いでいます。
複数個体のニホンカモシカが最近この落枝の先端部に代わる代わる眼下腺を擦り付けてマーキングして行きます。
カモシカよりも体高が低いイノシシは、落枝の先端には届きません。
それでも嗅覚の鋭いイノシシはカモシカが10.5時間前(前日の夕方)に匂い付けした残り香を嗅ぎ取ったようです。
少し迂回するように左へ立ち去りました。
ここは野生動物が縄張り宣言で三種三様に匂い付けするホットスポットになっています。
タヌキ・アナグマの溜め糞やカモシカのマーキング跡に対抗するようにイノシシが縄張りを主張したり何らかのマーキングしたりする行動は見られませんでした。
この個体は口から牙が少し覗いています。
この牙のサイズは♂ですかね?(イノシシの観察歴が浅い私は、いまいち自信がありません)
横から見る限り、下腹部に乳首はありません。
後ろを向いてくれなかったので、股間の外性器は確認できませんでした。
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