2011/01/31

マガネアサヒハエトリ(蜘蛛):目の色の変化



2009年5月下旬

室内で発見したハエトリグモ。
窓から侵入したのだろう。
マクロレンズで接写すると様々な可愛らしい仕草を披露してくれましたが、特筆すべきは目の色です。
単眼の色が刻々と変化するのに吃驚。


ハエトリグモ科は昼行性なので眼の奥にタペータム(反射板)を持ちませんが、網膜からの反射光がピンク色に光ることが知られています。
話には聞いていたものの、この現象を目の当たりにするのは初めてでした。
そのうえ体色が半透明なので、頭胸部内がレントゲン撮影のように透けて見えます。
前中眼(主眼)の奥にある望遠鏡のような eye tube がグリグリ動いています(ハエトリグモはこれを眼筋で動かして視線変更が可能)。
闇クモ画像掲示板にて問い合せたところ、マガネアサヒハエトリ(Phintella arenicolor)だと教えて頂きました(未採寸)。 

♪君の瞳は一万ボルト、地上に降りた最後の天使


【追記】
この仲間は実は未だ分類が定まっていないらしく、この個体はワカバネコハエトリ(Phintella castriesiana)かもしれないそうです。


0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む