2026年7月中旬・午後17:00頃・晴れ・気温26℃
モリアオガエル(Rhacophorus arboreus)の繁殖池を梅雨の時期に自動撮影カメラで見張っています。
岸辺から池の上に張り出したマユミ灌木の枝葉に毎年モリアオガエルが白い泡巣を産み付けるのですが、野生動物が食卵しに来る可能性があるからです。
特にニホンザルがモリアオガエルの泡巣を食べる証拠映像を撮りたいのです。
関連記事(同所で2年前に撮影)▶ 池畔のマユミ枝先に集まって次々と泡巣を作り産卵するモリアオガエル♀♂【微速度撮影#3】ニホンザルが泡巣を捕食?
ある日の午後、待望のニホンザル(Macaca fuscata fuscata)が群れで登場しました。
動画の冒頭から対岸のマユミ灌木が激しく揺れていますけど、木登りした猿の映像は撮り損ねました。
しかも、モリアオガエルの繁殖期はもう終わりかけで、マユミ樹上に産み付けられた泡巣はもう溶け落ちた後です。
奥の林内を左から右へニホンザルの群れが歩いて次々に横切りました。
母親♀のニホンザルが幼い子猿を腰に乗せて運びながら、対岸の土手を降りてきました。
母猿が立ち止まって周囲を警戒する間、子猿が自発的に地上に降りました。
母子が水際に降りかけたものの、なぜか慌てて引き返すと、幼獣を胸に抱えながら細いスギ灌木をよじ登りました。
同時に奥の林内でも別個体の子猿が近くのスギの木に慌てて登りました。
おそらく危険な天敵(ツキノワグマ?)の接近に気づいて、安全な樹上に避難したのでしょう。
関連記事(同所で2ヶ月前に撮影)▶ モリアオガエルの繁殖池を夜にうろつくツキノワグマの母子【トレイルカメラ:暗視映像】
群れの誰かが警戒声を発したはずですが、動画では聞き取れませんでした。
しばらくすると木から下りてきたニホンザルが、林内を続々と走り去りました。
【考察】
今年も残念ながら、モリアオガエルの泡巣を食べるニホンザルの証拠映像をものにできませんでした。
監視カメラにニホンザルが写ったのはこの一度だけです。
この池でニホンザルが水浴したり水を飲んだりするシーンも撮れていません。
雑食性のニホンザルは、旬の餌資源が山林内のどこに出現するか学習していて、季節消長に合わせて群れが遊動することが知られています。
今年もモリアオガエルが産卵する最盛期にニホンザルが食卵に来るかと期待したのですけど、外れました。
機材トラブルで撮り漏らした期間が若干あるので、また来年に持ち越しです。
初めから2台以上のトレイルカメラを設置して、池の両岸を狙うべきでした。
しかし、予想外の野生動物が撮れるのがトレイルカメラの醍醐味です。
実は、別の哺乳類がモリアオガエルの泡巣を食べに来ていました。(映像公開予定)
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