2026/08/17

マメグンバイナズナの葉に次々と産卵するモンシロチョウ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2026年6月中旬・午前10:25頃・くもり 

田んぼの農道に点在するアブラナ科の帰化植物マメグンバイナズナの群落でモンシロチョウ♀(Pieris rapae)が飛び回っていました。 
白くて小さな花も咲いていますが、モンシロチョウ♀は吸蜜目的で訪花を繰り返しているのではありません。 
卵をひと粒ずつあちこちの食草に産みつけています。 
この農道にはシロツメクサの花が咲いているものの、モンシロチョウ♀は見向きもしないでマメグンバイナズナに産卵を繰り返しています。 

モンシロチョウ♀が食草の茎にしがみついても葉が細いので、腹端を葉裏に上手く擦りつけられないでいます。 
腹端を曲げても葉裏を探り当てにくいようです。 
しがみついている茎が細くて産卵姿勢が安定しないのも問題です。 
蝶はすぐにバランスを崩してぐらぐら動いてしまい、そよ風が吹いただけでも揺れています。 

食草の探索飛翔および産卵行動を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:34〜) 
この♀個体は、産卵に失敗した卵を腹端に付着したまま飛び回っていることに気づきました。 


軍配のような円盤状の実をつけるペンペン草と言えばグンバイナズナしか私は知りませんでした。
念のために『帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種』という図鑑を紐解いてみると、何種類もあることが分かりました。(p399 〜401)
今回の種類は、葉の基部が茎を抱かず、茎に毛が生えておらず、葉に深い切れ込みがないことなどから、マメグンバイナズナのようです。
ちなみに、アブラナ科植物の果実は角果(蒴果の一種)に分類されるそうです。
グンバイナズナの果実に見られる翼は、種子の風散布に寄与する可能性があるとは言え、翼果とは言えないのだそうです。(Perplexity AIより)


【考察】 
モンシロチョウ♀はアブラナ科の植物に産卵します。
食草となった植物側も様々な対抗策を進化させているはずです。 
孵化した幼虫(いわゆる青虫)の食害を阻害する防御策についてはよく調べられていますが、成虫♀に産卵されにくくする進化もありそうです。 
同じアブラナ科でもキャベツのような幅の広い葉とは違って、マメグンバイナズナの葉は細長く、そのせいで明らかにモンシロチョウ♀は産卵しにくく手間取っていました。 
また、葉の表面をワックスなどでコーティングして卵が付着しにくくしているのかもしれません。

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