2023/12/06

トンネルの天井からぶら下がって震えるユビナガコウモリ?【暗視映像】

 

2017年9月中旬・午後17:39 (日の入り時刻は午後17:43)

夜行性コウモリの群れが昼間に寝ているねぐらとなったトンネルを日没直前に探索しています。 
動画音冒頭から飛び回っている個体が1頭がいます。 

天井に単独でぶら下がっていた個体に近づくと、覚醒していて明らかに私を警戒しています。 
ブルブルと震えているのは、飛び立つ前の準備運動なのでしょうか? 
私が横から回り込んでも、なぜか逃げようとしません。 
翼の肘?の辺りから長い指が伸びています。 
これが第1指なのだそうです。 
下腹部が素人目にはくちゃくちゃっとしていて、何がなんだかよく分かりません。 
幼獣が母親にしがみついているのか、それとも左足や翼の飛膜を畳んでいるだけなのかな? 

ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosus)ですかね? 
自信がないので、間違っていたらご指摘ください。 
他のコウモリと比べ翼手の第3指(中指)の第2指骨が著しく長いことからユビナガコウモリと名付けられています。 

 『コウモリ識別ハンドブック』でユビナガコウモリについて調べると、
・休息時には翼の第3指と第2指の第2指骨を前方に折り曲げている。 
・丸い顔が目立つ特徴的な顔つき。耳介の先端部は頭頂部よりも低い。 
・ねぐらは洞穴性で、おもに自然洞窟や人工洞(廃坑、横坑、防空壕)、隧道の天井を利用する。 (p54-55より抜き書き)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


同定のために野生のコウモリを1頭だけでも一時捕獲して体の作りを納得がいくまで調べてみたいのですが、一時捕獲ですら知事?から正式な許可を得ないといけないらしく、その後の進展がありません。 
絶滅危惧種でない普通種なら、一時捕獲ぐらい自由にさせてよ…と勝手ながら恨めしく思ってしまいます。 
結果的に、コウモリの研究を専門家が独占する参入障壁となっています。 
アマチュアに参入させたくない理由があるのか?と勘ぐりたくなります。 
私の場合は駆除目的ではないので、申請すれば意外とあっさり採集許可が得られるものなのでしょうか? 

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