このトウモロコシは、おそらくヒトの食用ではなく、畜産飼料に使われるデントコーンではないかと思います。
トウモロコシの株は根元から刈り取られていますが、熟した実のついた穂がなぜか何個も畑に転がっていました。
その落ち穂を目当てにスズメが続々と集まっていました。
幼鳥も成鳥も共に来ています。
素人目には勿体無いと思うのですけど、デントコーンを刈り入れ(収穫)する作業の途中なのでしょう。
鳥による作物の食害を防ぐために、鷹型の鳥追いカイトがこのトウモロコシ畑に夏から設置されていました。
この日も凧が風で激しく揺れています。
スズメは凧の近くには近寄らないものの、凧から少し離れたトウモロコシ株の雄花穂には平気で止まったり、刈り取り後の畑に舞い降りて採食したりしています。
つまり、近隣のスズメは既に鳥追いカイトに慣れつつある印象を受けました。
鳥害対策グッズの宿命で、凧の忌避効果も限定的なのでしょう。
トウモロコシ畑の地上に舞い降りたスズメは、保護色で非常に見つけにくくなります。
幼鳥がトウモロコシ落ち穂の皮を嘴でめくってから、熟した実を啄み始めました。
トウモロコシ落ち穂を巡って、たまにスズメ同士で小競り合いが勃発します。
しかし餌が豊富なためか、「つつきの順位」というほど激しい喧嘩ではありませんでした。
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