2008年6月下旬
里山で沼に張り出した枝にモリアオガエル(Rhacophorus arboreus)の卵塊を見つけました※。
※ シュレーゲルアオガエルの卵塊である可能性も少し残るそうです(普通は土中に穴を掘り泡の中に産卵する)。
手に取ってみたかったものの、沼に落ちそうで断念しました。
目視でソフトボール大はありました。
白い泡状だった卵塊は2週間後には褐色に萎んでいました。
オタマジャクシが孵化して沼にポタポタ落ちる様子を観察したかったのですけど、忙しくて頻繁に通えず見逃してしまったようです。
繁殖地が分かったので来年以降の観察課題です。
モリアオガエルは抱接しながら尿と粘液で白く泡立てた中に♀は産卵し、♂は精子を掛けます。
約1週間で孵化し、10日後に雨で溶けた卵塊から幼生が下の水に落ちるらしい。
卵塊と隣合う枝に居た蛙が無紋型モリアオガエルなのかと思って撮りました。
しかし虹彩の色や水かきから判断して、どうやら偶然居合わせたシュレーゲルアオガエル(Rhacophorus schlegelii)だったようです。
録音された鳴き声も主はシュレーゲルアオガエルなのかな。
♪古池や蛙飛び込む水の音
《参考図書》
『科学のアルバム:モリアオガエル』あかね書房・増田戻樹
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