2019年8月下旬・午前11:05頃
道端に咲いたミゾソバにヨコジマオオハリバエ(Tachina jakovlevi)が訪花していました。
口吻を伸ばして花蜜と花粉を舐めています。
食事の合間に手足を擦り合わせて身繕い。
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ヨコジマオオハリバエ@ミゾソバ訪花吸蜜 |
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ヨコジマオオハリバエ@ミゾソバ訪花吸蜜 |
2019年7月下旬・午前7:44〜8:37
山麓の水路沿いに点在するクリ(栗)の灌木に朝からニホンザル(Macaca fuscata fuscata)が登る映像を3例まとめてみました。
シーン1:
用水路の手摺に座って体を掻いていた若い個体が見事なジャンプを披露し、横のクリの木の枝に跳び移りました。
1/5倍速のスローモーション。
そのまま枝をするするとよじ登り、日の当たる枝に座って休みました。
シーン2:
用水路の手摺に座ってサツマイモ?を食べていた個体♀が立ち上がると目の前のクリの枝を掴み、跳び移りました。
スルスルと登って山林へ移動。
シーン3:
杉林の林縁(用水路沿い)に生えたクリの灌木に座って体を掻いています。
更に少し登り、上部の枝に座り直しました。
おそらく近くで見ている私の視線を嫌ったのでしょう。
手前に伸びたスギの枝葉の隙間からこちらの様子をチラチラと伺っています。
体のあちこちが痒いようで、掻いています。
予め頬袋に詰め込んでいた食物を食べ始め、毛繕いしながら口をモグモグさせています。
2019年8月中旬・午後16:45頃
川岸で立ち枯れした木(樹種不明)に巻きついて伸びたミツバアケビの葉陰にキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)の巣を見つけました。
私が蜂の巣の存在に気づかずに周囲の茂みをガサガサと揺らしてしまい、怒ったワーカー♀が飛び回ります。
9年前に顔を刺されたのと似た状況で、肝を冷やしました。
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タニウツギ葉裏に営巣したキボシアシナガバチ(刺傷例)
慌ててフリーズして蜂が落ち着くまでやり過ごします。
このとき反射的に蜂を払いのけようと手を大きく動かすのは禁物です。
強い意志の力で動きを完全に止め、落ち着いてからゆっくりと後退するのが安全にアシナガバチをやり過ごすコツです。
蜂を興奮させる黒い服を来てこなくて幸いでした。
巣に止まったワーカー♀3匹が半開きにした翅を細かく震わせて威嚇しています。
育房を塞ぐ繭キャップが鮮やかな黄色なので、キボシアシナガバチと分かります。(他種の繭キャップは白色)
羽化済みの育房も見えます。
私がしばらくじっとしていたら、コロニーの警戒が解かれ落ち着きを取り戻してくれました。
こうなれば写真撮影のフラッシュを焚いても大丈夫です。
左上の個体が口から透明な水滴を吐き戻したのは巣の冷却水なのかな?
水滴で育房を濡らして回っているように見えます。
営巣地はミツバアケビの葉裏ですから直射日光は当たらず、巣の温度はそれほど高くならないはずです。
(気温を測り忘れました。)
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巣の冷却水を飲みに通うキアシナガバチ♀
不思議に思いつつ見ていると、この個体は口から水滴を出したまま巣上で方向転換し、身繕いを始めました。
自分の体温を冷やすための行動だとすると、扇風行動をしていないのが不思議です。
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水滴を吐き戻すハクサンベッコウバエ
残る可能性としては、幼虫から口移しでもらった栄養交換液かもしれません。
上の育房(巣盤の端)には老熟幼虫が見えます。
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キボシアシナガバチ♂の夜食:幼虫と栄養交換【暗視映像】
巣盤の裏側にもっと蜂が隠れていたのかもしれませんが、少なくとも計4匹の成虫♀が在巣でした。