2024/08/14

道端の草むらから次々に飛び立つシロオビノメイガ(蛾)の大群【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年10月上旬・午後14:30頃・晴れ 

山麓の農村部で私が農道を歩いていると、道端に生い茂る草むらから小蛾が次々に飛び立ちました。 
チラチラと羽ばたいて、草むらを飛び回ります。 
よく見ると蛾の正体は、普通種のシロオビノメイガSpoladea recurvalis)でした。 
群飛と呼んで良いのか分かりませんが、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:30〜) 
レンズをズームインして拡大しないと、シロオビノメイガだと分かりません。 
しかし画角が狭くなるため、飛ぶ蛾が写る確率が下がってしまいます。 
そこで、少しズームアウトした広角でも撮ってみました。 
慌てて飛び立ったシロオビノメイガが、イヌタデの穂にぶつかってそのまま着陸することもありました。 
蛾の他にはハチ?も高速で飛び去ります。

シロオビノメイガは農村で大量発生する害虫なのでしょうか? 
道端の草むらにはミゾソバおよびイヌタデの花が群落をなして咲いています。 
他にはヒメジョオンの花やヤマグワの幼木がたまに写っています。 
しかし、シロオビノメイガの訪花吸蜜シーンは今回見ていません。 
しばらく低空で飛び回った後も、花には着陸していません。 
どうやら、草むらに隠れていただけのようです。 
もしかして、羽化直後なのかな? 
シロオビノメイガ幼虫の食草を調べても、そのリストにミゾソバやイヌタデは含まれていませんでした。 
幼虫図鑑サイトでは、
食草   ホウレンソウ(菠薐草),フダンソウ,ホウキグサ(箒草),アカザ(藜)など
とあり、みんなで作る日本産蛾類図鑑サイトでは
【幼虫食餌植物】 アカザ科:ホウレンソウ、フダンソウ、テンサイ、ウリ科:ウリ類(※KD)、アカザ科:アカザ、サトウダイコン、ヒユ科:モヨウビユ、ケイトウ、ヒユ(※SG)、ヒナタイノコズチ(※GG-224)、ザクロソウ科:ツルナ(※YY188)
とのことです。 
現場付近に生えている植物に、シロオビノメイガの食草は心当たりがありません。 
例えば、ホウレンソウ畑などはありません。
シロオビノメイガの幼虫はどうやら広食性らしいので、未知の食草もありそうです。 


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