2023年10月下旬・午後15:25頃・くもり
広大な田園地帯で2羽のキジ♀(Phasianus versicolor)を見つけました。
遠目には草ぼうぼうの休耕地に見えたのですが、実は稲刈りした後の刈田で、青々と二番穂が生えていました。
刈田での落ち穂拾いを撮影しようと私がカメラを向けたら、キジ♀たちは露骨に警戒して逃げ始めました。
立ち止まると首を伸ばして辺りの様子を見回しています。
キジの♀は地味な褐色ですが、迷彩模様になっていて、立ち止まると雑草に紛れてあまり目立ちません。
しかし、緑の原っぱに来ると目立ってしまいます。
耳を澄ますと2羽のキジ♀がときどきピーピー♪ピヨピヨ♪と小声で鳴き交わしているような気がするのですが、別種の鳥の鳴き声かもしれません。
遠くの線路を列車が走る音が聞こえました。
この辺りのキジ♀は列車の通過音に慣れているのか、特に警戒することなく無反応でした。
ようやく私から充分に離れて警戒を解くと、全身を膨らませて(羽毛を逆立てた)身震いしてから、採食行動を再開しました。
首を下げて(姿勢を低くして)原っぱをゆっくり歩きながら、あちこち地面を啄んでいます。
最後は刈田の奥に広がるヨシ原に逃げ込んだようで、見失いました。
実はほぼ同じ地点で以前もキジ♀の群れを観察しています。
必ずしも全く同じ♀個体から成る群れとは限らず、今季生まれた若鳥も混じっていそうです。
前回の記事(7ヶ月前):▶ 早春の刈田で採食するキジ♀の群れの上空をトビが飛ぶと…(野鳥)
今回も私が農道を歩いて近づいたら、別個体のキジ♀が仲間とは逆の左に飛んで逃げました。(映像なし)
つまり、少なくとも3羽のキジ♀が群れを形成していたようです。
繁殖期が終わるとハーレムを解散しますから、今回キジ♂の姿は見つけられませんでした。
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