2023年9月上旬・午後13:00頃・ くもり
アナグマ幼獣同士で遊び回る様子が久しぶりに撮れていました。
シーン0:8/25・午後・晴れ(@0:00〜)
明るい時間帯にたまたまフルカラーで録画された現場の様子です。
二次林にあるニホンアナグマ(Meles anakuma)の旧営巣地(セット)を新旧2台の自動撮影カメラで見張っています。
シーン1:9/2・午後12:49・気温34℃(@0:00〜)
昼過ぎにアナグマが単独で右から登場すると、地面の匂いを嗅ぎながら右エリアをうろついています。
何かに驚いたのか、弾かれるように巣口Lへ向かいました。
逡巡したりフェイントをかけたりした末に、勢い良く巣穴Lに入りました。
しばらくすると巣穴Lから外に出て、元気よく左へ向かいました。
アナグマを単独で見たときに、もはや幼獣なのか成獣なのか見分けがつきにくくなりました。
はしゃぎ回る動きが幼いので、幼獣だと思います。
独り遊びではしゃいでいるというよりも、近くに遊び仲間の兄弟姉妹がいるような印象です。
シーン2:9/2・午後12:49(@0:53〜)
続きの展開が別アングルの監視カメラに録画されていました。
巣口Rの広場で幼獣2頭が対峙しています。
格闘遊びが始まりました。
威嚇のふりをして相手に突っかかったり、目の前の落枝(蔓)を甘噛みしたり、でんぐり返しをしてみたり、もんどり打って巣口Rに転がり落ちたり、大騒ぎしています。
アナグマ幼獣が暴れると、林床に積もった落ち葉が舞います。
遊びの合間に、体の痒い部位を後足でボリボリ掻いています。
巣穴Rに入ってしばし休戦していた幼獣個体が再び外に出くると、2頭は別れて右へ向かいます。
1頭の幼獣が林床で採餌していると、カメラの死角からブルルル♪という馬の鼻息のような鳴き声が聞こえ、ビクッと振り返りました。(@1:50〜)
アナグマ(遊び相手)の鳴き声だったのか、私には分かりません。
シーン3:9/2・午後13:11・気温32℃(@1:53〜)
約20分後、元気な幼獣2頭がいつの間にか戻ってきて、そのうち1頭が巣穴Lに飛び込んだようです。
(入巣Lの瞬間は撮れていません。)
巣口Lの中と外で2頭が対峙してから、外へ出て格闘遊びが勃発。
威嚇の鳴き声♪を軽く発しながらそのまま左へ向かうと、カメラの死角から犬のようにワンワン吠える喧嘩の鳴き声♪が聞こえました。
キャンキャン♪という甲高い鳴き声ではなく、もう少し低音で、それ程やかましい大声ではありません。
(実際に鳴いているシーンが別アングルのトレイルカメラに撮れていなかったのが残念です。)
しばらくすると、左から戻ってきた幼獣1頭aが獣道を右上奥に走り去りかけ、途中で立ち止まりました。
セットに残った個体bがそれを見送ります。
シーン4:9/2・午後13:12・気温33℃(@2:41〜)
幼獣aの後を追って幼獣bも獣道を右上奥へ走り去りました。
ちょっと引き返すと、地面の匂いを嗅ぎました。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
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