2021年8月下旬・午前7:35頃・晴れ
スギ林の林床に咲いたゲンペイツリフネソウ(別名ハナツリフネソウ)の群落で、トラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀が何匹も忙しなく訪花していました。
意外にもこの組み合わせは初見です。
トラマルハナバチは長舌種ですから、距の奥にある蜜腺に口吻が届きます。
いつも正当訪花を繰り返し、吸蜜していました。
後脚の花粉籠に白い花粉団子を満載しています。
つまりトラマルハナバチ♀はゲンペイツリフネソウの送粉者として働いていました。
マルハナバチが繰り返し訪花した結果、足場となる花弁の多くは裂けています。
関連記事(5年前の撮影)▶ ハナツリフネソウの花で採餌するクロマルハナバチ♀紅白二色の花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:02〜)
複数個体を撮影。
トラマルハナバチ♀は花筒から頭を引き抜きながら中脚で胸背と頭部を掻き、その後で次の花に飛び立りました。
飛行中に空中で左右の脚を擦り合わせています。
長い舌を伸ばしたまま飛ぶときがありました。
逆光のアングルで撮れば、トラマルハナバチ♀が花筒内で長い舌を距の先まで伸ばして蜜腺を舐める様子が花弁を透かして見えたかもしれません。
今回は順光で、舌の動きは見えませんでした。
どうやら朝早い時刻に集中して採餌するようです。
同じ現場を午後にも再訪したら、晴れていたのに訪花昆虫は皆無でした。
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