2023年5月上旬
ニホンアナグマ♀(Meles anakuma)の営巣地(セット)を2台のトレイルカメラで見張っています。
今回は基本的に同じことの繰り返しなので、5倍速の早回しでお届けします。
シーン1:5/2・午前2:21・(@0:00〜)
深夜に営巣地の広場に座り込んだ♀が痒い体を掻いていました。
アナグマは移動を始める前に必ず身震いするようです。
右手前の巣穴Rに入りました。
シーン2:5/2・午後18:44・(@0:09〜)
日が暮れた晩。
右手前に生えた灌木の枝葉の陰に隠れるように、座って休んでいます。
トレイルカメラの存在を嫌がり、死角に隠れようとしているのでしょうか?
地面(林床)の匂いを嗅ぎながら、画面の右端を右往左往しています。
シーン3:5/2・午後19:56・(@0:26〜)
♀が広場に座って体をボリボリ掻いています。
仰向けになってからも体を掻き続けています。
立ち上がって身震いすると、巣穴Rへ向かいます。
入巣Rする前に一度振り返って警戒しました。
カメラ目線になると、右目が左目よりも小さな個体であることが分かります。
シーン4:5/3・午後19:43・(@0:44〜)
広場に座り込んで体の手入れをしていた♀が、巣穴Rに戻りました。
この個体はもしかすると、ヘルパー♂(若い息子)かもしれません。
目が見れないと私には区別できないのです。
シーン5:5/3・午後23:25・(@1:02〜)
左奥の巣穴Lの方から右手前の巣口Rに回り込んで座り込み、体の手入れをしています。
広場から獣道を歩いて手前へやって来ました。
画面の下端で身震いすると、後退して広場に戻りました。
再び座り込んで、体の手入れをしています。
入巣Rしかけたら別アングルのトレイルカメラが起動しました。
♀はそれに気を取られています。
シーン6:5/3・午後23:27・(@1:20〜)
別アングルで撮れた暗視映像を見てみましょう。
巣口Rに入りかけた♀が立ち止まり、巣口で体を掻いたり仰向けで毛繕いしたりしています。
画面に表示される気温データ15℃は異常値です。
ところで、夜風に乗って雪のように大量に舞っている白い粉のような物は何なのでしょう?
有翅型のアブラムシが群飛しているのか、それとも風媒花の花粉が飛散しているのかな?
ハンノキの花粉にしては時期が遅いですし、スギ花粉ですかね?
シーン7:5/3・午後23:29・(@1:44〜)
アングル変更。
広場に座り込んで体の手入れをしていた♀がようやく入巣R。
シーン8:5/4・午前0:24・気温(@1:57〜)
♀が広場に座って体を掻いたり身繕いをしたりしてから入巣R。
シーン9:5/4・午後19:35・気温(@2:15〜)
同じ日の晩にも♀がセットに座り込んで体の手入れをしています。
広場を少しうろついてから入巣R。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿