前回の記事:▶ 岩塩が気になるツキノワグマ【トレイルカメラ】
2024年9月中旬・午後23:55頃
里山でスギと雑木の混交林にあるニホンカモシカの溜め糞場sr2を自動センサーカメラで見張っていると、真夜中にツキノワグマ(Ursus thibetanus)が登場しました。
獣道を右から降りてきたクマは、岩塩プレートの直下でミズナラの根元や落ち葉の匂いを嗅いでいました。
昼間に通ってくるニホンリスの残り香が気になるのかな?
塩水で濡れた落ち葉を舐めたら塩分摂取できるのに、味見しない限り暗闇では気づけないでしょう。
私が撮影しやすいように岩塩プレートを前面にずらしたので、裏から来るクマは気がつきません。
ゆっくりノソノソと左下手前へ歩いてきたツキノワグマが監視カメラをちらっと見上げました。
林床で立ち止まって何かしています。
カメラを固定してあるアカマツの木に登り始めたようで、上から樹皮が剥がれ落ちるのが写っていました。
クマがトレイルカメラの匂いを嗅いだ鼻息が聞こえ、暖かい鼻息でレンズが少しくもりました。
今回もクマにトレイルカメラを壊されずに済んで、助かりました。
関連記事(3ヶ月前の撮影)▶ アカマツの幹に固定したトレイルカメラを手荒に調べるツキノワグマ【トレイルカメラ:暗視映像】
※ クマの鼻息が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
つづく→
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