2024年3月上旬・午後21:50頃・気温-3℃
雪の積もった休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の営巣地を自動撮影カメラで監視してます。
晴れて静かな晩に、右手前の二次林からノソノソと雪原を歩いて来たのは、ニホンアナグマ(Meles anakuma)でした。
この地点でアナグマの姿を見たのは久しぶりです。
冬眠の合間に覚醒し、外出していようです。
(巣穴Mfから外に出てきたシーンは、どうやら撮り損ねてしまったようです。)
凍結した雪面にアナグマの足跡は残りませんでした。
アナグマはまっすぐに巣口Mfに向かい、躊躇なく中に潜り込んだので、私はびっくりしました。
【考察】
「同じ穴の狢 」と昔から言われていますが、
この営巣地では、ホンドタヌキ、ニホンアナグマ、ホンドギツネという三種の食肉目によるかなり複雑な(三つ巴の)同居関係が成立していることが分かりました。
タヌキとアナグマが巣口Mfに出入りし、キツネは巣口Rに出入りしています。
複数の巣穴が地中で連結しているのかどうか分かりませんが、最近引っ越してきたキツネだけ別の玄関(巣口)を使っています。
タヌキとアナグマは時間をずらして同じ巣穴をシェアしている、という説もあります。
この営巣地から、ますます目が離せなくなりました。
つづく→
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