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2025/02/04

雪原にあるホンドタヌキの巣穴に潜り込む冬眠明けのニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】同じ穴の狢

 




2024年3月上旬・午後21:50頃・気温-3℃ 

雪の積もった休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の営巣地を自動撮影カメラで監視してます。 

晴れて静かな晩に、右手前の二次林からノソノソと雪原を歩いて来たのは、ニホンアナグマMeles anakuma)でした。 
この地点でアナグマの姿を見たのは久しぶりです。 
冬眠の合間に覚醒し、外出していようです。 
(巣穴Mfから外に出てきたシーンは、どうやら撮り損ねてしまったようです。)
凍結した雪面にアナグマの足跡は残りませんでした。 
アナグマはまっすぐに巣口Mfに向かい、躊躇なく中に潜り込んだので、私はびっくりしました。 



【考察】 
「同じ穴のむじな」と昔から言われていますが、 この営巣地では、ホンドタヌキ、ニホンアナグマ、ホンドギツネという三種の食肉目によるかなり複雑な(三つ巴の)同居関係が成立していることが分かりました。 
タヌキとアナグマが巣口Mfに出入りし、キツネは巣口Rに出入りしています。 
複数の巣穴が地中で連結しているのかどうか分かりませんが、最近引っ越してきたキツネだけ別の玄関(巣口)を使っています。 
タヌキとアナグマは時間をずらして同じ巣穴をシェアしている、という説もあります。
この営巣地から、ますます目が離せなくなりました。


つづく→

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