2023年2月上旬〜中旬〜下旬
雪深い里山のスギ林道で溜め糞場sを監視する自動撮影カメラの設置アングルを逆向きにしてみました。
同じ地点ですが、従来よりも広角で撮れるようになりました。
ニホンカモシカ(Capricornis crispus)の登場した映像をまとめました。
シーン1:2/9・午前6:22・気温-4℃(@0:00〜)
日の出時刻は午前6:34
小雪がちらつく日の出前に、カモシカが雪道をトボトボとゆっくり歩いて左から登場しました。
雪面が凍結しているために、カモシカが蹄を踏み出してもあまり沈みません。
これまで長らくトレイルカメラを固定していたスギの幹に歩み寄ると、匂いを嗅いでからゴシゴシと顔を擦り付けました。
眼下腺マーキングの直後は、いつものように舌をペロペロと出し入れしています。
そのまま林道を右へ立ち去りました。
シーン2:2/11・午後19:17・気温-1℃(@0:34〜)
2日後の晴れた晩にもカモシカが左から右へ通り過ぎました。
今回は眼下腺マーキングしませんでした。
雪面がクラストしているようで、足があまり潜りません。
シーン3:2/21・午前4:55・気温-6℃(@0:47〜)
トレイルカメラが起動した理由は不明ですが、未明に激しい吹雪のシーンが撮れました。
シーン4:2/21・午後12:09・気温-3℃(@0:58〜)
スギの枝葉に積もった雪の塊がドサッと一気に林道上へ落ちる様子がたまたま記録されていました。
シーン5:2/23・午後19:04・気温0℃(@1:09〜)
前回の登場から12日後、珍しくこれまでとは逆の右から左へ雪道を通過しました。
新雪が積もった後でも雪面にカモシカの足があまり潜らず、ラッセルというほど大変ではなさそうです。
画面左端のスギ大木(胸高直径60.5cm)の下で立ち止まり、おそらく眼下腺マーキングを施したようです。
カメラの画角をもう少し左にずらして設置すべきでした。
昨年に逆アングルから撮った動画が分かりやすいです。
関連記事(1年前の撮影)▶ 眼下腺マーキングのため雪山の杉林に通うニホンカモシカ【トレイルカメラ】
根雪が積もる前には、画面左(林道脇)から突き出たスギの落枝の先端部にカモシカは好んで眼下腺マーキングしていたのですが、それは深い雪の下に埋もれてしまっています。
シーン6:2/26・午前1:06・気温-4℃(@2:02〜)
再び激しい吹雪のシーンが深夜に撮れていました。
トレイルカメラが起動した理由は不明です。
低山でも雪山の厳しさが伝わるかと思います。
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