2023年2月中旬
中洲横の雪原でホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wnを自動撮影カメラで監視していると、三夜連続でタヌキが訪問していました。
シーン1:2/11・午後22:10・(@0:00〜)
単独行動しているタヌキが夜霧が立ち込める晩にニセアカシア立木の根元で雪に埋もれた溜め糞場wnに跨がり、奥を向いて(北向き)排便していました。
横を向くと、霧の中でも、片目(右目)が白く爛々と光って見えます。
その後タヌキは雪原を右上に(下流へ)立ち去りました。
シーン2:2/11・午後22:23・(@0:42〜)
12分後になぜかトレイルカメラが起動すると、霧が晴れていました。
カメラ本体の発熱でレンズの結露が飛んだのかな?
画面の左下の雪面に突如出現した新しい落枝によって監視カメラが誤作動したようです。
溜め糞場wnの雪面にさきほどタヌキが排泄したばかりの新鮮な糞が黒々と見えます。
ホカホカの糞が冷めるまで、雪面を溶かしながら糞は少し沈降していました。
シーン3:2/12・午後23:17・(@0:49〜)
翌日の晴れた深夜、タヌキが♀♂ペアで登場しました。
昼間は気温が上がって溶けるので、雪面がボコボコしています。
先行する個体sが前回と同じく、ニセアカシア立木の根元にある雪上トイレに跨ると、右(北東)を向いて排便しました。
用を足している最中に、パートナーの後続個体bが河畔林を歩いて左からやって来ました。(@1:15〜)
後続個体bは溜め糞場wnには立ち寄らず、♀♂ペアと思われる2頭abが連れ立って右上(下流)に立ち去りました。
放射冷却現象で雪面は固く凍結し、タヌキは足が雪面に潜ることなく楽々と歩くことができます。
シーン3:2/13・午前2:39・(@1:25〜)
約3時間20分後、日付が変わった未明にまたタヌキが来て、溜め糞場wnの匂いを嗅いでいました。
前回のペアのうち排便しなかった方の個体が便意を催して戻って来たのか、あるいは単独行動の別個体かもしれません。
(個体識別ができていません。)
やがて奥を向いて(北向き)排便を始めました。
食料の乏しい冬はどうしても便秘になるらしく、コロコロとした丸く小さな糞が雪面に転がり落ちました。
もしもその状態の丸い糞粒を冬のフィールドで見つけたら、ノウサギの糞と見分けがつくでしょうか?
その後は右上(下流)に立ち去りました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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