2021/10/18

ガガンボ♀の打泥産卵飛翔【HD動画&ハイスピード動画】名前を教えて

 

2021年7月下旬・午前7:50頃・晴れ 

里山の細い山道の傍らでガガンボの一種♀が飛びながら産卵していました。 
山道の谷側は斜面に杉が植林されていて、その下には渓流が流れています。 
逆の山側は雑木林の斜面になっていました。 
ガガンボ♀が産卵していたのは山側の道端で、かなりジメジメした林縁の環境です。 
ガガンボ♀は湿った林縁を低空で飛びながら腹端をチョンチョンと地面に繰り返し付けていました。 
初めは気に入った地点(半分に割れたオニグルミの殻の横の地面)に繰り返し卵を産みつけていました。 
途中から産卵場所を変更したのですが、泥の表面だけでなく腐りかけの落ち葉や小石の表面などにも手当り次第に産卵しています。 
地面に倒伏した草(ウワバミソウ?)の表面にも産卵しています。 

ガガンボ♀の産卵行動を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:04〜) 
日陰に入るとかなり薄暗い林縁なので、カメラの設定で明るさ(ゲイン)を上げる必要があります。 
スローモーションで見ると、腹端を接地して産卵している間はいつも羽ばたきを止めていることが分かりました。 
産み終わると再び羽ばたいて飛び立ちます。
つまり、ガガンボ♀は産卵中にホバリング(停空飛翔)していません。 
初めはトンボ♀の単独打泥産卵と似ていると思ったのですが、この点は異なります。 
たまに地上でもう少しだけ長く、翅を休めることもありました。 
翅の羽ばたきだけに頼らず、長い脚をリズミカルに屈伸しながら繰り返し産卵しているようですが、細長い脚の動きは光量不足でよく見えませんでした。 
腹端を接地する距離を脚の先で何度か探ってから産卵してるのかもしれません。 
1匹の♀が恐ろしい数(何千個またはそれ以上?)の卵を休みなく産んでいることになります。
ガガンボの卵は微小で、私の肉眼ではとても見つけられませんでした。
関連記事(5,13年前の撮影)▶  
地面に産卵するガガンボ♀  脚の屈伸運動だけ。全く羽ばたいてない。気温が低いから省エネ? 
苔に産卵するガガンボ♀【名前を教えて】  翅に特徴的な斑紋あり。脚の屈伸運動だけ。全く羽ばたいてない。気温が低いから?
撮りためたガガンボ♀の産卵行動の動画が少しずつ増えてきました。 
産卵法の細かい点が少しずつ違います。 
特に、飛びながら産卵するガガンボは今回が初見です。 
トンボのようにガガンボも種類(細かい分類群)によって産卵法が異なるのでしょう。 
面白いテーマだと思うのですが、まずはガガンボの種類を見分けられるようにならないといけません。
写真鑑定で今回のガガンボ♀の種類が見分けられる達人がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む