2020年5月中旬・午後21:20頃・浴室の室温23.6℃、湿度37%
夜に入浴しようとしたら、浴室の壁面角に黒光りするヤマトゴキブリ♀(Periplaneta japonica)を発見。
逃げられないように窓を閉め切ってから、急いでカメラを取りに戻りました。
換気のために浴室の窓を少し明けていたので、半野生のヤマトゴキブリが野外から外壁を伝って室内に易々と侵入したと思われます。
もしかすると、最近見つけた幼虫の同一個体が成虫に羽化したのかもしれません。
▼関連記事(9日前に撮影)
夜の浴室に侵入したヤマトゴキブリ幼虫
ビデオカメラの白色LEDを点灯してそっと接写すると、夜行性のヤマトゴキブリ♀は慌てて逃走を始め、壁の隅をどんどん下に降りて行きました。
浴室の床に達したときに一瞬、黒光りした胸背に短翅が見えたので、幼虫ではなく♀成虫と判明しました。
本種♀は成虫になっても短翅で飛ぶことが出来ません。
一方、♂成虫は長い翅を有し、飛べるのだそうです。
立ち止まった際に浴室の濡れた床で水滴を舐めているのかもしれませんが、背面から撮っても肝心の口元が見えません。
床面を逃げ回るゴキブリをしつこく追い回して撮影しました。
走行時の脚の運びを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
最後は浴室の閉めた扉の下の隙間に潜り込みました。
おそらく隙間風を触角で感知して潜り込んだのでしょう。
そこで見失ってしまいました。
私が浴室の扉を開けてもヤマトゴキブリ♀は潰れず、無事に隣の脱衣所へ逃げ込んだと思われます。
そこから食料の多い厨房(キッチン)へ向かうのは時間の問題でしょう。
風呂上がりの湿気を換気するために窓を終日開け放しているのが仇となり、ヤマトゴキブリの侵入口になっていたことが分かりました。
本気で対策しようとすれば、浴室の窓を網戸に交換したり、脱衣所にゴキブリ・ホイホイなどのトラップを仕掛けたりしないといけないかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿