2014年11月下旬
水路の脇に溜め糞を見つけました。
2日前に近くで見た足跡はタヌキのものでしたので、これはホンドタヌキの溜め糞でしょう。
実はこの近くで一度だけアナグマをちらっと見かけたことがあります。
アナグマの溜め糞かもしれないと内心期待していたのですけど、糞を嗅いでみても「黄土色の絵の具」のような匂いはしませんでした。
糞の中に柿の種が混じっています。(※追記参照)
その溜め糞に一匹のベッコウバエ♂(Neuroctena formosa)が乗って身繕いしていました。
以前見られたような思わせぶりな翅の誇示行動はしていません。
両脚を擦り合わせているベッコウバエの側面から見ると腹部が黄色っぽいので♂ですかね?
採集を試みたものの、私の気配(殺気?)に敏感で逃げられてしまいました。
※【追記】
余談ですが、『種子散布―助けあいの進化論〈2〉動物たちがつくる森』によると、
カキの種子はぬるぬるしたゼリー状の物質に覆われ、ケモノの歯を容易にすりぬける。
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