2024年3月下旬
里山の湧き水が溜まった小さな泉が毎年早春にはトウホクサンショウウオ(Hynobius lichenatus)やヤマアカガエル(Rana ornativentris)の繁殖池になっています。
両生類の産卵行動を観察するために、インターバル撮影専門のカメラで監視してみました。
明るい昼間だけ1分間隔で撮影する設定にしました。
残念ながら、3/22〜27の6日間しか撮れていませんでした。
その後は寒の戻りで大雪が降った日に、カメラの上に積もった雪の重みで固定したカメラの画角が下にずれてしまい、池を監視できなくなりました。
スギの落枝(生葉および枯葉)を池の水中に沈めておいたのですが、後日に現場入りして調べても、トウホクサンショウウオの卵嚢は落枝に全く産み付けられていませんでした。
対岸に少しだけトウホクサンショウウオの卵嚢が見つかりました。
やはりスギの生葉から溶けだす未知の成分が両生類にとって忌避物質(弱毒)なのかもしれません。
タイムラプス動画を見直すと、ときどき池の水中に両生類が出没していました。
しかし、映像の早回しスピードが早すぎて、カエルかサンショウウオか、よく分かりません。
落枝に産卵を始めればもっと長居するはずです。
今季の作戦は失敗に終わりました。
トウホクサンショウウオやヤマアカガエルはもしかすると夜の方が活発に産卵するかもしれないので、次回は赤外線で暗視できるトレイルカメラを使って終日のタイムラプス撮影をしてみるつもりです。
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