2024年5月下旬〜6月上旬
シーン0:5/24・午後12:03・くもり(@0:00〜)
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
里山の林道でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場ltrを見張っています。
スギの落葉が敷き詰められた林道を挟んで、画面の手前(カメラの背後)がスギ植林地、画面の奥が雑木林になっています。
基本的に画面の右から左に向かって登る山道なのですが、溜め糞場ltrのある区間は平坦な地形になっています。
ツキノワグマ(Ursus thibetanus)の登場シーンをまとめました。
シーン1:5/31・午後16:08・くもり?(@0:04〜)
監視カメラの起動が遅れ、夕方に右に立ち去る大型獣の黒い後足がちらっと写っただけでした。
タヌキの溜め糞場は素通りしたようです。
シーン2:6/5・午後16:53・晴れ(@0:11〜)
5日後も夕方にツキノワグマがノソノソ右へ横切りました。
今回もカメラの起動が遅れて、下半身がちらっとしか写っていません。
クマの頭部が見えず残念です。
タヌキ溜め糞には興味を示しません。
シーン3:6/5・午後17:10・晴れ(@0:16〜)
約20分後に、まるでリプレイのようにツキノワグマが再登場。
同一個体が山林をぐるぐる巡っているのか、それとも別個体なのか、気になります。
いつものように林道を右へ向かいました。
なぜ逆に林道を左へ向かう様子が一度も撮れていないのでしょう?
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
いつも監視カメラの起動が遅れてしまうのが残念でした。
ツキノワグマがよほど早足で通過したのか、それとも熊は毛皮や脂肪の断熱性能が高くて、トレイルカメラのセンサーが熱源を検知しにくいのでしょうか。
もう一つの可能性としては、クマが手前のスギ林から奥の林道に出てから右折した場合、トレイルカメラのセンサーの特性として反応しにくいことが分かっています。
なぜか夜にはツキノワグマが一度も写りませんでした。
今回の動画だけ見ると、ツキノワグマは昼行性(または薄暮性)だと思ってしまうかもしれません。
つづく→
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