2024年5月下旬〜6月上旬
シーン0:5/24・午後12:03・くもり(@0:00〜)
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
里山の林道でホンドタヌキ♀♂が残した溜め糞場ltrを自動撮影カメラで見張っています。
スギの落葉が敷き詰められた林道を挟んで、画面の手前(カメラの背後)がスギの植林地、画面の奥が雑木林になっています。
基本的に画面の右から左に向かって登る山道なのですが、溜め糞場ltrのある区間は平坦な地形になっています。
ニホンカモシカ(Capricornis crispus)の登場シーンをまとめました。
シーン1:5/27・午前5:23・くもり(@0:00〜)
林道の反対側に自生する灌木の枝葉にカモシカが顔を擦り付けていました。
眼下腺からの分泌液で縄張り宣言のマーキングをしているのです。(匂い付け)
カモシカが林道を右に立ち去ると、揺れていたのはウリハダカエデの幼木でした。
シーン2:5/27・午前15:07・晴れ (@0:23〜)
約9時間半後にカモシカが再登場。
同一個体が戻ってきたのか、別個体なのか、私には見分けられません。
林道で立ち止まり、道端のウリハダカエデ灌木に顔を擦り付けて眼下腺マーキング。
別個体だとすると、前の個体の匂い付けに対抗して同じ場所にマーキングしたことになります。
その後は林道を右に立ち去りました。
シーン3:6/7・午前6:58(@0:45〜)
11日後の朝に右から来たカモシカが林道を外れてスギ植林地に入って行きます。
角が細いので、若い個体のようです。
画面の左下隅(画角の外)で立ち止まって、何かしています。
後に現場検証するとスギの根元にコシアブラの 幼木が生えていて、その葉に食痕はありませんでした。
したがって、おそらくカモシカはコシアブラの葉に眼下腺マーキングしていたのでしょう。
カモシカはそのまま左下へ立ち去りました。
コシアブラ幼木の写真を掲載。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
この時期のニホンカモシカは、なぜか昼間しか写っていませんでした。
カモシカはタヌキの溜め糞にまったく興味がありません。
つづく→
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