2025/04/27

死んだアナグマの旧営巣地に通って匂い付けや排尿マーキングするホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年4月下旬 

死んだニホンアナグマの旧営巣地(セット)がある二次林を自動センサーカメラで監視を続けています。
ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が通ってきて匂い付けやマーキングする様子をまとめました。


シーン1:4/23・午後20:59・気温13℃(@0:00〜) 
晩に左の獣道から来たタヌキが巣口LRの間を通って、奥の林縁に向かっていました。 
林縁で下草の匂いがなぜか気に入ったようで、首筋を擦り付けて匂い付けをしました。 
その後は左へ立ち去ります。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@0:33〜)。 


シーン2:4/26・午後21:51・気温16℃(@0:55〜) 
3日後の晩、右から忍び足で来たタヌキが巣口Lの横を通り過ぎました。 
耳を後ろに寝せているのは、ひどく警戒している(怯えてる?) 証でしょうか。

給餌箱の置いてあった近くの匂いを嗅いでから、排尿マーキングで縄張り宣言しました。 
このとき腰を深く屈めたので、♀と判明。 
この時期はタヌキとアナグマのマーキング合戦が激しくなってきたようですが、どうして実際に巣穴として使わないのか不思議です。 


シーン3:4/26・午後21:51・気温17℃(@1:19〜) 
続きが別アングルの監視カメラで撮れていました。 
巣口Rの匂いも嗅いでから右へ立ち去りました。 


シーン4:4/29・午後20:14・(@2:01〜) 
3日後の晩に、またタヌキが登場。 
アクセストレンチを降りて慎重に頭を巣口Lに突っ込んで、奥の匂いを嗅いでいました。 


シーン5:4/29・午後20:15・(@2:48〜) 
別アングルの監視映像に切り替えます。 
巣口Lを点検してから手前の林内に立ち去る際に、巣口Lの傍らに伸びた蔓植物の下草(種名不詳)に排尿マーキングしたようです。 
このとき左後足を軽く持ち上げたので♂かもしれませんが、正面から見下ろすアングルでははっきりしません。 
カメラを見上げてから、左下へ立ち去りました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 



0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む