2023年10月中旬
シーン1:10/12・午後14:00・晴れ(@0:00〜)
平地のスギ防風林で、明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
画面の中央で風倒木の朽ち果てた切株があります。
切株の手前の溝(涸れた水路)に古い手押し車(一輪車)のフレームが錆びたまま放置されています。
このフレームの中にニホンアナグマ(Meles anakuma)専用の溜め糞場stmpがあり、黒い軟便が溜まっています。
シーン2:10/17・午後12:07・晴れ(@0:03〜)
スギの林床に3羽のキジバト(Streptopelia orientalis)が散開し、各々が餌を探し歩いていました。
種子食性のキジバトが好むような木の実や種子は落ちてないと思うのですけど、一体何を食べに来たのでしょうか?
スギ防風林に繰り返しやって来るということは、うっかり迷い込んだ訳ではなさそうです。
関連記事(9日前に現場近くで撮影)▶ スギ防風林に迷い込んだキジバト【野鳥:トレイルカメラ】
同時に朽ちた切り株の陰に来ていた小鳥はヤマガラ(Sittiparus varius)でした。
ヤマガラの採餌行動に注目するために、1.5倍に拡大した上でリプレイしてみましょう。(@0:43〜)
切り株に飛び乗って獲物となる虫を探してから、右に飛び去りました。
余談ですが、アナグマの溜め糞stmpの周辺で飛び回っているハエはおそらくベッコウバエ♀♂(Dryomyza formosa)と思われます。
後日、現場入りした際に求愛行動を観察しました。(映像公開予定)
秋風が吹くと、防風林でスギの幹が左右にゆっくり揺れます。
その風揺れのせいでトレイルカメラが頻繁に誤作動するので、厄介です。
シーン3:10/17・午後12:11・晴れ(@1:08〜)
画面の左奥から1羽のキジバトが再び歩いて登場しました。
スギの落ち葉が堆積した林床をあちこち啄んでいます。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
ヤマガラは他のカラ類(シジュウカラやヒガラ、コガラなど)と行動を共にしながら採食することが知られています。
しかし今回のようにキジバトと混群を形成するのは、かなり珍しく思いました。
たまたまなのかな?
キジバトの群れの動向が気になって、ヤマガラが偵察に来たのかもしれません。
今回登場したキジバトもヤマガラもアナグマ専用の溜め糞stmpに興味を示しませんでした。
すぐ近くにあるタヌキの溜め糞場wbcと比べてアナグマは排便に通う頻度が低いために、食糞性の昆虫もあまり集まらず、鳥にとって魅力がないのでしょう。
アナグマは主にミミズを食べるらしく、未消化のまま排泄された種子なども溜め糞stmpには含まれていません。
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