2022年7月中旬・午前10:10頃・晴れ
川沿いの堤防路(ダートロード)で砂地の部分にスキバツリアブ♀(Villa limbata)が降り立っていました。
スキバツリアブはてっきり山地性と思っていたので、こんな平地(郊外と田園地帯の間)でも会えるとは意外でした。
ホバリングの名手が地上で羽ばたきを止め、尾端を小刻みに上下して地面に付けています。
本種の♀は産卵前に予め取り込んだ細かい砂で卵をまぶしておくのだそうです。
途中で少し飛んであちこち移動してから、再び尾端接地行動を繰り返します。
平べったい石の上では尾端接地行動をしないですぐに飛び立ちました。
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・スキバツリアブ♀:産卵前の尾端接地行動
定説に反して、実はこれが産卵行動なのでは?と私は密かに疑っています。
撮影後に現場の砂を掻き分けて微小な卵を探し出し、飼育できたら証明になるのですけど、想像するだけでも難しそうです。
私の仮説が正しければ、この辺りにスキバツリアブの寄主となる地中営巣性のハナバチ類の巣穴があるはずです。
それとも、尾端接地行動した後の♀を追跡して観察すれば、産卵行動が見れるのでしょうか? (私は未だ見たことがありません。)
本当の産卵はホバリングしながら卵を散布するのかな?
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