2021年9月下旬・午後15:15頃・くもり
低山の林道上で見つけたホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞aにキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が1匹来ていました。
低空で飛び回り、溜め糞に集まるハエ類などを狩ろうとしているようです。
しかしハエの方が敏捷で、追い回しても逃げられてしまいます。
キイロスズメバチ♀がエネルギー消費の激しいホバリングを続けているということは、狩りの成功体験があるからこそ溜め糞に周囲で獲物を待ち伏せしているはずです。
しかし、私は狩りの成功シーンを一度も見たことがありません。
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・タヌキの溜め糞で停空飛翔するキイロスズメバチ♀
・タヌキの溜め糞に集まるキイロスズメバチ♀地面すれすれの低空でホバリングすると、激しい羽ばたきの風に煽られて地面から落ち葉の欠片が舞い上がります。
停飛状態からときどきダッシュ(急発進)するのは、ハエを追いかけているのでしょう。
ヒトが最新技術を結集して作ったドローンに比べて、静音性が抜群です。
やがてキイロスズメバチ♀は獣糞のひとつに着陸して翅を休めました。
スズメバチは清潔好きと思っていたので、不潔な糞の上に平気で着地したのは驚きました。
溜め糞の匂いに惹かれて飛来する微小なハエ?を油断なく待ち構えています。
少し身繕い(化粧)してからすぐに飛び立ち、探餌飛翔を再開しました。
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