2021年9月下旬・午後18:55頃
雑木林に覆われた里山の林道でタヌキの溜め糞をトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視していると、ニホンイノシシ(Sus scrofa leucomystax)が撮れていました。
立派な体格のイノシシです。
カメラの赤外線で目が白く光っています。
イノシシは夜の林道を行ったり来たりして餌を探しています。
林道の中央に点々と残されたタヌキの溜め糞が気になるらしく、頻りに匂いを嗅いで口をモグモグさせています。
まさかタヌキの糞を食べたのでしょうか?
糞に含まれている未消化の種子や糞虫を食べているとしたら、面白いですね。
主に林道上に落ちたドングリや虫などを食べているのではないかと私は想像しています。
前脚で地面を掘り始めました。
林道から生えたひこばえ(幼木)の匂いも頻りに嗅いでいるようです。
幼木の葉を食べたかもしれません。
トレイルカメラのセンサーが動体感知してからの録画時間を1分間に設定していたために、細切れの映像になってしまいました。
タイムラグはあるものの、すぐにまた録画を再開。
イノシシは尻尾を左右に振りながら画面の左に立ち去ったと思いきや、すぐに引き返してきました。
結局は林道を右へ立ち去りました。
私が里山でイノシシの動画を撮れたのはこれで2回目です。
関連記事(8ヶ月前の撮影)▶ 雪山をラッセルして逃げるニホンイノシシ2頭@山形県雪のない秋にも当地でイノシシの生息を確認することが出来て興奮しました。
西日本の暖地にお住まいの方にとって、イノシシは別に珍しくもないでしょう。
しかし、ここ山形県では絶滅したと長らく思われていたので、衝撃的な映像です。
決して偶発的な目撃例ではなく、確実に生息・(繁殖?)していそうです。
イノシシが暮らせる山は自然豊かで素晴らしい環境です。
ところが山から里に下りてきてしまうと、農家にとって作物の食害が頭の痛い深刻な問題になりそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿