2021年7月中旬・午後16:45頃・晴れ
里山を歩いていると(標高約430m地点)、山林の奥(やや遠く)から憧れのサンコウチョウ♂(Terpsiphone atrocaudata)がさえずる鳴き声が聞こえました。
スギ林の奥は雑木林のようですが、残念ながら鳴き声の主の姿は見つけられませんでした。
山形県でサンコウチョウは絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。
美しい鳴き声だけでも証拠として録音しておきます。
実はもっと前から鳴いていたのに私は聞き流していて、「サンコウチョウだ!」と気付くまでに時間がかかってしまいました。
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
サンコウチョウの囀りを声紋解析してみる?
(サンコウチョウの)地鳴きは、「ギィギィ」と地味だが、囀声は、「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」月・日・星、と聞えることから、三光鳥と呼ばれている。(wikipediaより引用)『日本の野鳥さえずり・地鳴き図鑑』でサンコウチョウの鳴き声を調べると(p66)、
さえずり: ピーチャポイ、ホイホイホイとさえずる。 地鳴き: ギィギィと地味な声で鳴く。
暗い森でひっそりと暮らすサンコウチョウの姿を撮るのは至難の業です。
関連記事(9年前の撮影:警戒の地鳴き)▶ サンコウチョウ♂の鳴き声【野鳥】
最近『所さんの目がテン』というテレビ番組を視聴していたら、プロのバードウォッチャーがサンコウチョウの写真(動画)を撮る裏技として、プレイバック実験を紹介していました。
予め録音しておいたサンコウチョウの鳴き声を野外で流すと、縄張り意識の強い♂が対抗して鳴きながら近づいて来るのです。
私もいつか試してみたいのですが、一般論として、繁殖期の野鳥に対してプレイバック実験を繰り返すと♂に大きなストレスを与えてしまう(撹乱)らしいので最小限に留めるべきです。
その点について番組で一言、配慮を呼びかけた方が良かったかなと思いました。
番組に対して揚げ足を取ったり何でもかんでも苦言を呈するクレーマーにはなりたくないのですけど、これは気になりました。
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