田んぼの裏の新興住宅地で野鳥の巣を見つけました。
民家の庭に植栽された落葉樹が葉を落とすと、それまで茂みに隠されていた鳥の巣が目立つようになったのです。
庭木の中程の高さに細い小枝や枯れ草を組み合わせて巣が作られており、白いビニールテープも巣材として混じっていました。
半年前の夏にモズの家族を見かけた場所の近所なので、これはモズ(Lanius bucephalus)の古巣ではないかと期待してしまいます。(希望的観測)
【参考】:大阪市立自然史博物館「日本鳥の巣図鑑」サイト
少なくとも、この庭木はモズの縄張り内にあったと言えそうです。
夏にモズ幼鳥を見かけた柳の樹上に巣があるのかと予想していたのですが、冬になって落葉した柳の枝を隅々までよく探しても、そちらに鳥の巣はありませんでした。
▼関連記事
・縄張り内の電柱支線で警戒声♪を発するモズのつがい♂♀(野鳥)
・夕方に再会したモズ♀が柳の灌木で警戒声♪を発し脱糞(野鳥)
・柳の灌木に潜むモズ♂幼鳥(野鳥)
営巣木の樹種を調べるため翌春(2020年5月中旬)に現場を再訪し、ヤマボウシの白い花が咲いているのを確認しました
春になったら鳥の巣は庭主が撤去してしまったようです。
冬の間に許可をもらって古巣を採寸したり内部を覗かせてもらえばよかったですね。
葉が生い茂った状態で鳥の巣を見つけるのは至難の業だろうと改めて痛感しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿