2017年10月下旬
農道沿いに咲いたセイタカアワダチソウの群落で地味な蛾が訪花していました。
近くで吸蜜していたハナアブ(種名不詳)がバランスを崩して大きく動いたせいで、驚いた蛾が転がり落ちるように飛び立ちました。
同一個体を追いかけて、吸蜜シーンの撮影を続けます。
側面からのアングルだと口吻の動きがよく分かります。
花序の上を歩き回りながら口吻と触角を激しく動かし、かなりがっついて吸蜜していました。
同定してもらうために写真を撮ったら、おそらくストロボの閃光に驚いたのでしょう。
セイタカアワダチソウの花から少し飛んで近くの葉に移動しました。
やがて翅を細かく震わせて本格的に飛び立つ前の準備運動を始めました。
残念ながら飛び立つ瞬間は撮り損ねてしまいました。
どうやらこの蛾は暖かい昼間でも急には飛び立てず、準備運動で体温を上げる必要がある種類のようです。
(気温を測るべきでしたね…)
さて、問題はこの蛾の名前です。
ヤガ科だと思うものの、それ以上は私には分かりませんでした。
いつもお世話になっている「新・蛾像掲示板」に投稿して問い合わせたところ、ニセタマナヤガも候補に挙がったのですが、川北和倫さんよりオオバコヤガ(Diarsia canescens)ではないかとご教示を頂きました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
オオバコヤガ?(蛾)@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜 |
フラッシュを焚かない方が翅の模様がよく写りました。(色調補正後) |
オオバコヤガ?(蛾)@セイタカアワダチソウ葉(色調補正後) |
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