2017年10月上旬
民家の庭に植栽されたイチジク(無花果)の果樹にコガタスズメバチ(Vespa analis insularis)とニホンミツバチ(Apis cerana japonica)のワーカー♀が来ていました。
熟した果実や腐りかけの果実を大顎で齧り美味しそうに食べています。
(果肉を噛みしめて果汁を飲んでいるのかも)
熟したイチジクの実がスズメバチにかじられて穴が開き、食痕では腐敗も進行します。
樹液酒場で見られるように、発酵した果実を食べた蜂がアルコールで酔っ払うのかどうか、興味があります。
イチジクの実からよく滑落するのは酩酊の現れですかね?
ニホンミツバチやハエはコガタスズメバチが来ると追い払われてしまいます。
餌場を独り占めにしようとする占有行動なのでしょう。
コガタスズメバチ♀同士は喧嘩しなかったので、おそらく同じコロニー出身ですね。
食痕からボロボロ落ちた赤い果肉片が下に茂ったイチジクの葉に散乱しています。
これはスズメバチの食べかすでしょうか?
むしろ最初は野鳥がつついたような気がします。
もしかすると、果実内に産卵されて育ったハエの幼虫が蛹になるために果皮を食い破って脱出したときに果肉が落ちたのかもしれません。
▼関連記事
イチジクの未熟果を舐める謎の黒い蝿はクロツヤバエの一種か? 【名前を教えて】
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
コガタスズメバチ♀@イチジク熟果+食害・吸汁 |
コガタスズメバチ♀@イチジク腐果+食害・吸汁 |
0 件のコメント:
コメントを投稿