2016/10/15

腹部を全損しても歩き続けるクロオオアリ♀



2016年7月中旬

峠道の法面を補強する土留のコンクリートで変な虫(見慣れない奇妙なフォルム)が垂直の壁を登っていました。
よく見たら腹部を欠損したクロオオアリCamponotus japonicus)のワーカー♀で、ギョッとしました。
捕食者から命からがら逃げてきたのでしょう。
驚くべき生命力です。
出血は見られず、脚は胸部に付いているので歩行にさほど支障は無いようです。
腹部に近い後脚だけが動いておらず、引きずって歩いています。

壁面で別のアリとすれ違っても互いに没交渉でした。
瀕死のアリを狩るかと予想したのですが、外れました。



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