2016年7月上旬
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イヌガラシの葉を食すカブラハバチの幼虫
水田の畦道に咲いたイヌガラシの群落で葉を食害する2匹のカブラハバチ(Athalia rosae japonensis)の幼虫を接写していたら、フタモンアシナガバチ(Polistes chinensis antennalis)のワーカー♀が飛来しました。
カブラハバチの幼虫にいきなり噛み付いて狩る瞬間が撮れました!
噛まれた傷口から青緑色の体液が滲んでいます。
(血が赤くないので、ヘモグロビンを含んでいないようです。)
難を逃れたもう一匹の幼虫は葉から擬死落下して緊急避難。
一方フタモンアシナガバチ♀は、落ち着いて肉団子を作れる場所を探して徘徊を始めました。
座っている私の足元に登って来たので窮屈な体勢になり堪らず私が動いたら、蜂は咥えていた獲物を離して飛び去ってしまいました。
刺される!とか身の危険を感じて動いた訳ではありません。(この状況で蜂の方から私を攻撃することはありません)
虎口を逃れたハバチの幼虫は、致命傷からの出血が激しく、助からないでしょう。
短時間に食物連鎖の実例を目の当たりにして、ちょっとした感動を味わいました。
逃げたアシナガバチも、獲物の豊富なこの狩場に繰り返し通って来ることでしょう。
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