2025/09/20

巣穴を掘り広げるニホンアナグマ♀を手伝おうとして邪魔している幼獣【トレイルカメラ】

 

前回の記事:▶ ニホンアナグマの幼獣同士で匂い付け(アロマーキング)【トレイルカメラ】 


2024年7月上旬

シーン0:7/2・午後13:03・くもり・気温33℃(@0:00〜) 
シーン0:7/2・午後13:38・くもり・気温33℃(@0:03〜) 
平地の二次林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)を2台の自動センサーカメラで見張っています。 


シーン1:7/5・午前7:01・晴れ・気温24℃(@0:07〜) 
朝から母親♀が巣穴Lを掘り広げていました。 
巣内の土を前脚で掻き出しながら、後ろ向きで外に出てきます。 
巣口Lから左に延びるアクセストレンチLに居た1頭の幼獣も母親♀の真似をして土を後ろに掻いています。 
来季のヘルパー候補として有望な個体かもしれません。 

母親♀が巣外で身震いしてから、獣道の方へ歩き出しました。 
入れ替わりで幼獣2頭が相次いで巣内Lに入りました。 
母親♀を手伝ってるつもりで実は穴掘り作業の邪魔になっているのですけど、いかにも幼獣らしくて微笑ましい光景です。


シーン2:7/5・午後16:01・くもり・気温22℃(@1:07〜) 
同じ日の午後にも母親♀がまた巣穴Lを拡張していました。 
今度は広角の映像で穴掘りシーンが撮れています。 

幼獣の個体識別ができていないのですけど、そのうちの1頭が今回も母親♀を手伝ってアクセストレンチLの土を前足で後ろに掻いています。 
2頭の幼獣に穴掘り作業を邪魔された母親♀は、作業を中断してしまいました。 

その間、他の幼獣個体は独りで遊んだり餌を探したりしています。 


シーン3:7/6・午後12:46・気温27℃ (@1:47〜) 
翌日も同様のシーンが繰り返されました。
昼下がりなのに、鬱蒼と葉が生い茂った夏の二次林は日差しが遮られて暗いため、トレイルカメラはモノクロで起動しました。 
照度が閾値以下だと赤外線透過モードに切り替わるのですが、トレイルカメラ自体は赤外線を照射していない(暗視モードではない)ようです。 

母親♀が穴掘り作業のため巣穴Lに入ろうとしても、トンネル内で幼獣たちが閊えているようです。 
仕方がないので、前足で巣口Lの土砂を外に掻き出しました。 
そのお尻に別個体の幼獣が突進してわざとぶつかりました(頭突き)。 
無邪気な幼獣は母親♀に構って欲しいのでしょう。 
まるでヒトの幼児(悪ガキ)が母親に背後からカンチョーして悪戯しているかのようです。 
穴掘りを邪魔されても母親♀は幼獣に対して寛容で、怒ったりしません。
「猫の手も借りたい」と穴掘りの重労働をヘルパー個体に頼るようになるのは、まだ先の話です。


池の底でアカハライモリが捕食していた物とは?

 



2024年7月上旬・午前11:55頃・晴れ 

里山にある池の水中で食事中のアカハライモリCynops pyrrhogaster)を見つけました。 
口に何か黒っぽい大きな餌を咥えています。 
腐った落ち葉などのデトリタスですかね? 
しかし、ちょっと味見してから、デトリタスをほとんど食べずに吐き出しました。 
餌を食べた瞬間を見逃してしまったのですが、落ち葉と一緒に何か小さい水生昆虫を捕食したのかな? 

池の底に沈んでいたアカハライモリの下半身が浮力で浮かび、きれいな赤い腹面が見えました。 
この模様で個体識別ができるのだそうです。 

やがてイモリは水中を左へ移動開始。 
手足を体の側面に沿わせて水の抵抗の少ない流線形になると、尾を左右にくねらせて素早く泳ぎます。 
泳ぎに手足を使わないので、アカハライモリの手足に水かきはありません。 
アメンボの幼虫やオタマジャクシ(カエルの幼生)がアカハライモリの近くに登場しても捕食しようとはせず、その下を潜って泳ぎ去りました。 

もしかして、アカハライモリは水中のデトリタスを食べることがあるのでしょうか?
Perplexity AIの回答によると、
アカハライモリはデトリタス(水中の有機物のかけら)を食べるのではなく、肉食中心の食性を持っています。主にミミズ、昆虫(幼虫や成虫)、カエルの幼生、魚卵や同種の卵などを捕食することが知られています**。特に水中で動く小動物によく反応し、動く生き物を捕まえて食べる傾向が強いです**。 また、幼体の頃には小さな無脊椎動物などを食べ、成長すると食性が多様化し、肉食性が強くなります。泳ぎはあまり得意でないため、水中の底にいる獲物を主に捕食しています。 まとめると、アカハライモリは基本的に肉食専門に近い雑食であり、動く水生昆虫やミミズ、幼生などを捕らえて食べるため、デトリタスのような有機物のかけらを食べることは基本的にありません。 そのため、飼育下でも生きた昆虫やミミズ、小魚など肉食の餌を与えることが推奨されています。

2025/09/19

梅雨時に水場付近で採食するニホンカモシカの母子

 



2024年7月上旬・午後13:12・小雨・気温21℃ 

梅雨時で小雨がぱらついています。 
山中の水溜りで喉の乾きを癒やした後、ニホンカモシカCapricornis crispus)の幼獣が元気に走り去りました。 
左奥の茂みの陰に母親♀が来ていました。 
母親に追いついても、幼獣は乳を飲みませんでした。 
どうやら、もう離乳しているようです。 

ニホンカモシカ♀は、ゆっくり歩いて移動しながら、林床の下草や灌木の葉を次々に採食しました。 
後に現場検証すると、灌木の樹種はウワミズザクラでした。
その間、幼獣は自分で毛繕いしました。 
最後にカモシカの母子は奥の林道に姿を消しました。 

1.5倍に拡大した上で採食シーンをリプレイ(@1:17〜)。 


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