2023年10月上旬・午後16:30頃・くもり・日の入り時刻は午後17:16
広大な田園地帯でトビ(Milvus migrans)が刈田から飛び立ちました。
夕方は上昇気流が弱いようで、帆翔が安定せず、高度がなかなか上がりません。
その様子を動画に撮り始めたら、カラス(種名不詳)の群れが嗄れ声を上げながら飛来しました。
集団塒 に向かって飛んで行く途中のようです。
カラスの群れはトビの下を通り過ぎたのですが、1羽のカラスがトビに対して単独でモビング(擬攻撃)を始めました。
繁殖期ではないので、カラスの全個体がモビングに参加する訳ではなく、この辺りを縄張りとする個体だけが天敵の猛禽を追い払うようです。
裏山の方へ飛んで逃げるトビをカラスが執拗に追い回しています。
トビは右に左に旋回したり高度を上下に少し変えたりすることで、背後から迫るカラスの攻撃を上手くかわしています。
カラスが一方的に攻撃するだけで、小回りの効かないトビは反撃しません。
そもそもトビは生きた獲物を狩る猛禽ではないのです。
逃げるトビの鳴き声は聞き取れませんでした。
カラスはようやく諦めて飛び去りました。
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
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