前回の記事:▶ 夕方の営巣地で親子水入らずで過ごすホンドタヌキ【トレイルカメラ】
2023年6月上旬
休耕地に掘られたホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の巣穴を監視するトレイルカメラの設置場所を変更しました。
ローアングルでの撮影は色々と問題があったからです。
巣穴まで少し遠くなるのですが、オニグルミ立木の幹に固定し、ハイアングルから(俯瞰で)狙うことにしました。
シーン1:6/1・午後23:00・気温17℃(@0:00〜)
深夜に親ダヌキが原っぱを左から右に歩いて、巣穴に入ったようです。
雑草が伸び放題のため、巣穴は隠れて見えません。
親ダヌキはすぐに出巣して、奥に歩き去りました。
巣口で別個体の目が白く光っているのは、おそらく留守番している幼獣でしょう。
監視カメラを巣穴から相当離したので、タヌキは警戒しなくなり、自然な行動が記録できるようになりました。
逆に巣穴まで遠過ぎて暗視映像の撮影は無理か?と心配でした。
新機種のトレイルカメラでは内蔵された赤外線LEDの明るさを最強(far)に設定することが可能で、結構遠くまで写っていました。
その代わり、電池は激しく消耗することになります。
シーン2:6/3・午前1:11・気温16℃(@0:54〜)
2日後の深夜、原っぱを親ダヌキが左から右へ歩いて、奥の巣穴に立ち寄ってから右奥に向かって歩き去りました。
現場検証すると、原っぱにはタヌキの獣道が何本か走っていることが分かります。
手前に伸びたオニグルミの枝葉が赤外線を反射して、邪魔ですね。
特に、上から垂れ下がるオニグルミの枝葉が白飛びしています。
次に現場入りしたときには、カメラの設置アングルを工夫するか、この邪魔な枝葉をなんとか取り除かないといけません。
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