2023年5月下旬・午後13:00頃・晴れ
トゲアリ(Polyrhachis lamellidens)の行列が二次林の林床を横切るように移動していました。
地面よりも細い落枝をなるべく選んで伝い歩きしているようです。
仲間とすれ違う際には、触角で挨拶を交わします。
トゲアリ大群の行列をよく観察すると、大顎で白い幼虫を咥えて運んでいるワーカー♀がいます。
トゲアリが奴隷狩りをするという話は聞いたことがないので、おそらくコロニー全体が新しい巣へ引っ越すところなのでしょう。
・何らかの理由で環境が悪化すると、一旦乗っ取りに成功して繁栄した巣穴を捨てて、近距離の別所に引っ越す場合もある。・本種は他のアリのコロニーに一時的に寄生する一時的社会寄生を行う。寄生するアリの種としては、クロオオアリ、ミカドオオアリ、ムネアカオオアリが確認されている[1]。 (wikipedia:トゲアリより引用)
右から左に向かって引っ越しているはずなのに、画面の左端で小さな幼虫を咥えた♀がなぜか逆行しようとして立ち止まっているのが興味深く思いました。(@0:53〜)
ワーカー♀にも引っ越しをサボりたい個体がいるのでしょうか?
関連記事(1年前の撮影)▶ ミズナラの幹を登るトゲアリ♀の行列:仲間の成虫を運んで引っ越し
アナグマの営巣地に向かう途中だった私は先を急いでおり、トゲアリの新旧の営巣地を確かめる余裕がありませんでした。
若葉が鬱蒼と生い茂った林内は晴れた昼間でもかなり薄暗く、カメラのAFでもピントを合わせるのに苦労しました。
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