2023年1月上旬・午後19:45・気温-2℃
晩にニホンカモシカ(Capricornis crispus)が右からゆっくり登場しました。
雪は止んでいますが、雪面はスギ樹上からの落雪で荒れています。
カモシカが蹄を踏み出すと、雪に少し沈みます。
カメラを固定した林道脇(法面)のスギに近づいてきます。
林道を見下ろすアングルで設置していたのに、積雪量が増えた結果、トレイルカメラの高さが相対的に下がりました。
手前の死角で立ち止まったカモシカは一体何をしているのでしょうか?
雪の重みで折れたばかりのスギ落枝から新鮮な葉を食べているのなら、落枝がもっと動くはずです。
画角の外でカモシカが大きく息を吐き、白い湯気(水蒸気)が立ち昇りました。(@0:42〜)
これまでカモシカが好んで眼下腺マーキングしていた道端のスギ落枝は、深雪にすっかり埋もれてしまいました。
その結果、新たなマーキング対象物を求めて、スギの幹の匂いを嗅いでいるのかもしれません。
顔をスギの幹に擦り付けて眼下腺マーキングをしているのなら、ゴシゴシ・ゴリゴリ♪と物音が至近距離で録音されているはずです。
27秒後に動きがあり、トレイルカメラが再び起動しました。
どうやらカモシカはスギの木の下の雪面に座り込んで一休みしていたようです。
立ち上がると左へゆっくり歩き去りました。
林道を挟んで逆側から狙う別のトレイルカメラを設置していれば同時に2アングルでカモシカの行動を撮影できたはずなのに、残念でした。
限られた台数でフィールドのあちこちに設置しているので、仕方がありません。
杉の木の下でカモシカが排泄(排便、排尿)した可能性も考えましたが、4日後に現場検証した際には雪上にカモシカの糞塊は残されていませんでした。
この冬は、なんとかカモシカのトイレ(溜め糞場)を探し出して排便シーンを隠し撮りするのが目標です。
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