2020年10月下旬・午後14:05頃・くもり
▼前回の記事(同日に撮影)
まず面白いと思ったのは、初めに♀がダリアの頭花の裏面に止まりながら口吻を伸ばして蜜腺を探していたことです。
盗蜜行動なら面白いのですが、訪花植物の花の構造を熟知しているはずの蝶が花の裏表を間違えて訪花するのは珍しく思いました。
以前、同じ花壇でダリアに来ていたホシホウジャクという蛾も、ダリアの花の裏面に間違って訪花することがありました。
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品種改良された黄色いダリアの花では、紫外線による蜜標(ハニーガイド)が蝶の目には見えにくくなっているのでしょうか?
紫外線カメラで黄色いダリアの花を撮影して、どう見えるか調べてみたいものです。(紫外線カメラは高嶺の花…。)
あるいは、しつこくハラスメントを繰り返す面倒臭い♂につきまとわれた♀が堪りかねて、ダリアの花の裏面に避難したところだったのかもしれません。
イチモンジセセリ♀のすぐ背後に♂が止まり、ときどき♀に頭から突進して求愛を繰り返しています。
その間、♀は翅を半開きにして細かく震わせて交尾拒否の意思表示をしています。
嫌がった♀が隣のダリアの花に飛んで逃げると、♂も慌てて追跡します。
隣に咲いた黄色いダリアの花でも同様にイチモンジセセリ♂の求愛と♀の交尾拒否が続けられました。
最後にようやく♂が諦めて飛び去りました。
求愛飛翔を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
▼前回の記事(1.5ヶ月前の撮影)
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