2020年8月上旬・午後22:00頃・室温30.5℃
夏の夜、家の廊下の壁面の下の方にゲジが下向きに止まっていました。
夜行性のゲジが逃げないように照明を消してから、赤外線の暗視カメラでこっそり撮影してみましょう。
ゲジの複眼は紫外線が見えるらしいのですが、赤外線は見えてないようです。
頭部から伸びる長い触角とは別に、最後部の歩脚が後方にひときわ長く伸びていて、これも触角のように使うのだそうです。
定規で採寸すると体長が約16mmだったので、未だ幼虫なのかもしれません。
しかし歩脚を数えると、成虫と同じ15対でした。
私は多足類について勉強不足でよく分からないのですが、小型の成虫としておきます。
ついでに定規でゲジの体に軽く触れると、横の柱を回り込んで上に少し登りました。
続いてビデオカメラの白色LEDを点灯しても、ゲジは意外にも動じませんでした。
再び定規で触れると、今度は慌てふためいて下に逃走開始。
扉の下のわずかな隙間から潜り込んで隣室へ逃げ込みました。
逃走シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
15対の歩脚が絡まりもせずにゾワゾワ整然と動く様子は壮観です。
次に機会があれば、歩行時の歩脚の動かし方をハイスピード動画で撮り直したいものです。
生け捕りにしてゲジを飼育するのも面白そうです。
捕食や脱皮、自切の様子を観察してみたいのです。
ただし、動きが素早いので飼育容器から逃げられないように工夫が必要でしょう。
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