2020年8月中旬・午後14:00頃・晴れ
用水路が川の本流に注ぐ直前で干上がっている区間があり、その湿地帯で色んな生き物がそれぞれ面白い暮らしぶりをしていることが分かったので、気になってまた見に来ました。
この日はルリシジミ♂(Celastrina argiolus)が湿った土塊の上で口吻を伸ばし吸水していました。
しっかり閉じた後翅を互いに擦り合わせていますが、本種の後翅には尾状突起がありませんから、シジミチョウ科でよく見られる自己擬態の行動(天敵の捕食者に自分の尾状突起を触角に見せかける)ではありません。
吸水しながらときどき腹端から透明な尿をポタポタと排泄しています。
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微小な赤アリが近寄って来ると、ルリシジミ♂は慌てて飛んで逃げました。(足を噛まれた?)
すぐに近くの泥に舞い降りて、好みの吸水ポイントを探し歩きます。
今度は鳥の糞のような白い小さな物体に乗って舐め始めました。
糞に含まれるミネラルを摂取しているのでしょう。
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フラッシュを焚くと複眼が赤く光って見えます。 |
ルリシジミ♂が排泄する尿の色の変化が興味深く、透明→濃い黄色→薄褐色→透明となりました。
(撮る角度による影響もありそうです。)
ルリシジミ♂はこの鳥糞?がいたく気に入ったようで、飛び立たせてもすぐに舞い戻ってきます。(映像公開予定)
撮影中は鳥の糞かと思ったのですが、ここで先日見かけたアメリカザリガニの糞という可能性はどうでしょう?
とにかく何か生物(動物)の糞であることは間違いないでしょう。
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