2019年6月中旬
河川敷で満開に咲いたブタナの群落でカワラヒワ♂(Carduelis sinica)が種子を採食していました。
食べ方には色々あって
- 根際に落ちた種子を啄む。
- ブタナの背の高い茎を足で倒伏させたり嘴で引きずり倒したりしてから、てっぺんに付いた実を嘴で啄む。
ブタナの茎を足で倒伏させても、食べずに通り過ぎることもありました。
未だ花が咲いている状態で、種子が未熟なのでしょう。
河川敷には他にシロツメクサやヘラオオバコの花も咲いていますが、カワラヒワの好みではないようで、見向きもしません。
この季節の河川敷は、一面にブタナの黄色いお花畑が満開です。
殺風景な芝生に彩りを与えるために、(良かれと思って)ブタナの種子を人為的に混ぜて撒いているのだと思います。
あわよくばSNS映えを狙っているのかもしれません。
しかし園芸植物を単一栽培(monoculture)した大群落を見ても、私は極めて不自然で空々しく感じてしまい、貧困な生態系を個人的に好きになれません。
農作物で経済原理を追求すると単一栽培になるのは仕方がないことです。
しかし観光資源として、わざわざ地域の生物多様性を破壊してから外来植物を植えて一面の〇〇花畑を作る無神経さが理解できません。
日本各地で一面に咲き誇るラベンダー畑もヒマワリ畑もコスモス畑も嫌いです。
春に咲く桜と言えば日本中がソメイヨシノのクローンだらけになっているのも不気味です。
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