2017年7月下旬・午前6:16〜6:21
平地の蓮池で早朝に咲いたハス(蓮)にオオマルハナバチ(Bombus hypocrita)およびクロマルハナバチ(Bombus ignitus)のワーカー♀が訪花していました。
この近縁2種は標高によって棲み分けているはずなのに、同所的に採餌しているのは珍しいかもしれません。
丁度この辺りが棲み分けの境界なのかな?
蓮池の裏手はちょっとした小山になっているので、植生としては山地に近いようです。(小山の標高差は大したことありません。)
この蓮池でオオマルハナバチとクロマルハナバチの2種それぞれを別個に撮ったことはあるのですが、ワンショットで撮れたのは初めてです。(同所性の証拠映像)
ある一つのハスの花に注目していると、先客のクロマルハナバチ♀の後脚の花粉籠は空荷でした。
一方、すぐ後から登場したオオマルハナバチ♀は後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けていました。
同じ蜜源植物で競合するはずなのに、同一の花に乱入しても特に激しい喧嘩や縄張り争いは勃発しませんでした。
おまけにセイヨウミツバチ♀も同時に訪花していました。ハナバチにとって蓮の花は巨大で数も多いので餌資源が豊富にあり、わざわざライバルと争う必要がないのでしょう。(金持ち喧嘩せず)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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