2015/06/15

マイマイガ(蛾)幼虫=ブランコケムシの懸垂下降



2015年6月上旬

害虫として嫌われるマイマイガLymantria dispar japonica)の幼虫が今年も大発生しそうで、戦々恐々としています。

糸を吐いて木からぶら下がっている様子から、別名ブランコケムシと呼ばれており、風に吹かれるなどしてこの状態でかなり広域を移動できる。(wikipediaより)

雑木林の木の枝から長い糸を伸ばして懸垂下降した毛虫が風で揺れています。
舗装路(車道)に軟着陸すると、新天地を目指して元気に前進します。



映像後半は同じ日に別の場所で撮影したものです。
カキノキの枝から長い糸を吐いてぶら下がっていました。



アルプスの少女ハイジが乗って遊んでいる長いブランコを連想しますが、そんなのどかで微笑ましいものではありません。
振動や風で枝葉から落ちてしまったときの命綱の役割を果たしているのかもしれません。
分散のための行動だとしたら、クモ類のバルーニング(遊糸飛行)と似ていますね。
糸を吐いて懸垂下降する技はマイマイガ幼虫(ブランコケムシ)の専売特許という訳ではなく、様々な種類の鱗翅目幼虫も行います。


0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む